Linuxにおけるrootユーザとは、あなたのシステムに対し管理者権限を持つユーザーのことを指します。通常ユーザは、セキュリティ上の理由からこの権限を所持しません。Kubuntuはルートユーザを許可していません。実際、管理者権限は個々のユーザに与えられていますが、管理者権限が必要なタスクを行うにはsudoアプリケーションを使うことになっています。インストール時に作成した最初のアカウントは、初期設定でsudo(つまり、super user do)にアクセス権を持っています。sudoへのアクセスの許可と制限の管理はユーザとグループアプリケーションから行うことができます。(より詳細な情報は、Keeping Safeを参照してください).
root権限が必要なアプリケーションを実行する際に、sudo は通常ユーザのパスワードを尋ねます。こうすることで、悪質なアプリケーションがシステムを損なえないことを確保し、また慎重になる必要がある管理作業を実行しようとしていることに注意をうながします。
コマンドラインからsudoを使うには、単純に実行したいコマンドの手前に"sudo"と打ち込んでください。sudoはパスワードを尋ねてきます。
sudoはパスワードを一定時間記憶しています(デフォルトでは15分間)。これはユーザーが複数の管理者タスクを実行する際に、毎回パスワードを入力しなくてすむようにするための措置です。
管理上のタスクを実行するときは気をつけて下さい -- システムに深刻なダメージを与えるかもしれません
sudoの使い方に関するその他の小技:
"root"のターミナルを使用するには、コマンドラインで"sudo -i"と入力します。
Kubuntuのグラフィック設定ツールは全てsudoを使っていますので、sudoの画像フロントエンドであるkdesuを使っている場合パスワードが求められられます。
sudoプログラムとKubuntuでroot userを設定していない場合は、Ubuntu wikiでsudo pageを読んで下さい。